確定申告の目的
年末調整は税金の調整をするということですが、年末調整だけでは精算できない項目というのもいくつかあります。そういうことで、サラリーマンの人でも確定申告をする必要があるということになります。
では、どういう場合に該当するのか？ですが、会社の給料とは別の収入（別所得が年間20万円超）、つまり副業などによる収入がある人です。2000万円超の給与収入がある人も該当します。これは追加収入を申告するわけですが、それ以外では、年末調整をした後に発生した事柄がある場合というのも該当します。こうしたケースを含めて最終的な税の手続きをするのが「確定申告」なのです。
そろそろ2017年分の確定申告の時期になっていきますが、実際の申告期間は2018年2月16日～2018年3月15日です。追加収入で確定申告が義務となっているサラリーマンは、この期間内に必ず確定申告をしなければなりません。
逆に義務ではない人が、確定申告をするのは「なぜ」なのかと言えば、それは「還付申告」だからです。つまり、税金を納め過ぎているので、その分を返還してもらうために確定申告をするのです。
ちなみに、税金が減るのではなく、修正するということです。タイミングとしては、2018年1月1日から5年間以内となります。実際の申告は、国税庁のネットサイトで入力でき、書類として印刷できます。所定用紙に手書きするのでも構いません。これを税務署に提出するか郵送します。すべてをネット上で行うこともできます。税金が還付される場合は、指定銀行口座に申告後、約1カ月で振り込まれます。